レース専用の空力パッケージ
Apex TTは、公道制約から解放されたタイムアタック/耐久向けマシンです。ライダーマネキンを含むフルシステムで280km/h風洞検証を行い、外部ラゲッジを排除したスリムテールと軽量鍛造ホイールの組み合わせで有効前面面積を最小化しています。
シャーシは高剛性モノコック相当構造で、ヘッド〜ダウンチューブの連続面が低圧ウェイクをコントロール。シートカウルは後輪に沿う形状とし、スポーク乱流の再付着を抑えます。重量は約162kgと軽量寄りの一方、エアロスコア98は当サイト掲載機中で最高水準です。
ポジション調整と素材
クリップオンとシート高はステムを分解せずに調整可能。カーボンアームレスト相当の剛性は高出力時のブレを抑え、クイックシフターのパドル配置は親指操作のミスを減らすレイアウトです。
パフォーマンスへの影響
スーパーポールでは数馬力相当のドラッグ差が秒単位のタイム差になります。本機の強みは巡航域でのCdA低減と、横風時でも操舵が破綻しにくいヨー安定性です。テクニカルコースではフロントウィング角を落としダウンフォースを抑えるセットアップも選択肢になります。
時計は風を測らない。ライダーが測る。
ライディングノート
初めてのレースポジションでは腰椎と首の負荷管理が重要です。短時間で高強度を積み、徐々に持続時間を延ばす適応が安全です。ブレーキはレースレバーのモジュレーションがストリートと異なるため、下りのあるコースでは事前にブレーキングポイントを確認してください。
燃料と冷却計画をリットルと熱収支で設計すると、空力を崩さずレースを組み立てられます。